こんにちは!
お米農家のおかもとです。
1月も最終週になりましたね。農家の冬といえば、味噌づくり。先週末も味噌づくりに励みました。
今年は、岡元農場の特別栽培コシヒカリの玄米糀と、能美市産大豆を原料にした味噌作りに挑戦しました。
気温の低いこの時期は味噌づくりに最適です。
味噌は仕込んでから半年ほど発酵熟成させる期間が必要なのですが、ちょうど大豆の収穫を終えて選別仕上り期が今。そして、味噌の原料として使う糀も、この時期に(お漬物用や甘酒用に需要が多くなるため)たくさんでまわるのです。糀は体を温める働きもありますから、冬場は特に新鮮な糀がスーパーにも並びます。
糀も味噌も発酵食品ですから、体にとても良い食材のひとつです。
今は、コロナ渦中ということもあって体調管理に気を使います。我が家でも、毎日欠かせないのが、お味噌汁。
お味噌汁といえば「味噌」。一人一日杯でも一年となると、結構な量の味噌を消費します。
わたしも主婦として、スーパーで味噌を選ぶときにどれにしよう?長年いろいろな種類のみそを選んできました。
毎回それなりの基準はあるんですけど、毎日使うものだし値段だけでは決めずに、やはり添加物の入ってないものを選んできました。
ところで
「味噌って自分で作れるの?」
なんだか大変そうなイメージがあるかもしれませんが、
「はい、作れます。」
そう、作れるんです。
材料はたった3つです。
ある日、思いがけず農家のお友達から味噌作りにさそってもらって挑戦したのです。
想像以上に簡単に作れて、半年後ドキドキしながら食べてみた時の感動!!
それから、すっかり自家製味噌にはまってしまった私。
たかが味噌、されど自家製味噌。いや、手前みそです(笑)(^^)
こうして、5年ほど前から作りはじめたのですが、手作りは楽しい。そして、なによりもおいしくて安心。
安全な自家製みそを常備すれば、毎日のお味噌汁もいつもよりおいしく添加物もなし、免疫力アップにもなります。
たまに、「味噌売ってないの?」と聞かれることがあります。
農家さんで加工して、販売されている方もいらっしゃいますが、うちは販売はしていません。
おかもとは、手作りを推奨しています。ですから、レシピをご紹介したいと思います。
世の中とても便利になってしまい、ありがたいことですが、意外と知らないみそのつくり方。
今日は意外と簡単な味噌づくりの手順を紹介しましょう!
*材料はたった3つです!1.大豆2.米こうじ3.塩(←ミネラルたっぷりの自然塩です・注:食塩はおすすめしません!)
●準備するもの タッパー ジップロック 大豆500g 米こうじ500g 塩225g ラップ 大鍋 圧力なべ ボール(大)
①.大豆を洗って、一晩たっぷりの水につける
②.翌日①の大豆を柔らかく茹でる
圧力なべでしたら沸騰して20分程度*親指と薬指で豆がつぶれる柔らかさが目安
普通のお鍋でもだいじょうぶです!時間をかけて柔らかくなるまでしっかりと茹でてください。
③.ゆであがった大豆を人肌まで冷ましているあいだに、塩と米こうじを混ぜ合わせる
④.②の大豆が人肌に冷めたらミキサー.フードプロセッサー.すりばちでも◎でつぶす
(つぶす道具がない場合はジップロックに入れて手でつぶす)
⑤.③と④を手でよく混ぜ合わせる
⑥.⑤を丸めて空気を抜く
⑦.⑥をタッパーなどの容器に空気が入らないようにぎゅうぎゅうに詰める
★中に隙間が空いて空気が入るとカビの原因になるので要注意です。
⑧.しっかり詰めたら表面を平らにして、塩をまぶしてラップでカバーします。
ふたを閉めてたら完成!
遮光のために不透明な袋をかぶせて、冷暗所で5~6ケ月熟成させます。
あとは「おいしくなれ!」とやさしく声をかけて出来上がを待ちましょう♪(笑)
以上、いかがでしたか?
自家製みその作り方はざっとこんな感じです。
なんとなくできそうな気がしませんか?
コロナ渦でおうち時間が多い今こそ、作ってみませんか?あなただけの自家製みそ。
岡元農場直売所では能美市産大豆も販売しています。500gで300円~500円です!
作ってみたい!という方は是非お気軽にお問い合わせくださいね(^^)/。
江戸時代から続く米農家で、現在は岡元豊が代表を務めています。
家族経営から平成7年3月に法人化し、有限会社 岡元農場を設立。
現在は、スタッフ5名(うち家族3人)で耕作面積35ヘクタール、主に水稲と地域の特産品である山の芋(加賀丸いも)を栽培する複合経営です。ホームページの情報更新は、主に代表の岡元豊と妻の雅子が行っています。