こんにちは。お米農家のおかもとです。
季節はすっかり秋になり新米の季節が来ましたね。涼しくなって、食欲もわいてきます。
新米たべたいけど、ごはんって太るからなぁ…と思っていませんか?
この画像は過去のNHKのテレビ番組の一コマなのですが、興味深かったので思わず写メしておいたものです。
よくみてください!「食べても太りにくい!」と、書かれています。
最近糖質オフという言葉をよく耳にするのですが、糖質のものと言えばたしかに”ごはん”もあてはまりますね。
それでなのか?糖質ダイエットや、炭水化物ダイエットといって、ごはん抜きの食事をされる方もいるみたいですが…。
そんなに単純にご飯だけを食べない生活で、だいじょうぶなの?と勝手に心配しています。
ご飯にかぎらず、なんでも過度に摂取しては危険です。
糖質ダイエット(や炭水化物抜きなど)は確かにしばらくやってみると、体重は落とせるでしょう。
体重減=やせる
体重増=ふとる
ということでしたら、確かに数字では太ることになるのかもしれません。
けれども必要なエネルギーをとらずに、お腹を満たすためたんぱく質を代用にすることが多い(実際に糖質カットの勉強会に参加したことがあります)ので、肝臓などにとても負担が多くなり健康を害することもあるようです。
また、ご飯をたべずに満たされない分ついつい甘いものをたべて、原材料の砂糖類を過剰にとってしまい、血糖値が急激に上昇なんてことも!!
実際に太っていた人がすごくやせて、見た目がすっきり→印象ががらりと変わり→スゴイ!!ってことになるんですけれど
そんな生活を続けるのは本当に危険です。
何のためのダイエットなのか?ダイエットして病気になってもいいの?と、言わざるを得ません。
食事は大切です。私も若いころは適当な食生活だったので、偉そうなことは言えませんが、今は大いに反省しています。
健康オタクではありませんが、いろいろと手作りしてみて実際に原材料などのことを知っていくうちに意識がかわりました。
そして、少しずつですが食べ物に気を付けるようになってから、体質がだいぶ変わってきました。
じつは嫁入り前もお米農家になってからもパンが大好きだったんです。
今でもたまにパンは食べますが、ご飯は本当に日本人の体に必要だな、あっているなぁと心からそう思うようになりました。
最近は朝食にパンを食べる方がとても多くなっているのですが、この先どうなるかなぁと思います。
うちがお米農家だから、お米の消費量が減っているからということもありますが、むしろそれより健康被害にならなければいいなぁと思うのです。
太るとか痩せるの問題ではなくて、毎日元気に笑顔で過ごせる身体であることが大事だということ。
では、単純にカロリーを調べてみると、ご飯は100gあたり=168kalに比べて、食パン100gあたり=264kcal
結果、お米は太るということは根拠が不明です。パンだって、麺だって食べすぎれば太るのです。
ただ痩せたいのでしたら、何も食べなければよいのです。すみません(^_^;)極論になってしまいそうです。
あとは一緒に食べるものですが、ご飯だとお味噌汁やお漬物で野菜が中心になり、糖分より塩分が多くなるかなといった感じです。
パンではどうでしょう?
たいていはコーヒーとかフルーツを付けることが多いかなと思うので、やはり野菜が少なく糖分がやや増えるように感じます。
野菜サラダをプラスするのはいいですが、ドレッシングなどでも糖分や油分が増えてしまいそうです。
パンもさることながら、麺類も多く主食になっていますが、やはり野菜があまり摂取できないように思うのは、私だけでしょうか?
そして、何よりパンも麺も粉からできているので、吸収がはやいのです。
はやく消化されるので、早くお腹がすくでしょう。
それに比べご飯は粒でよく噛むので、ゆっくり消化吸収されます。
さらに、小麦はお腹にたまることをご存じでしょうか?
パン食だとサラダやフルーツなど、体を冷やすものを一緒に食べることが多くなりがちです。
それに対して、ごはん食は味噌汁や漬物など発酵食品をとりますので腸内環境もよくなるのです。
一般的な日本人の体は小柄でも腸が長いので、ゆっくり吸収するごはんが非常に合っている理由だと言えるのです。
世界的にも穏やかな人種であるのは、食にも関係していることが考えられると私は思っています。
よく噛み、よく考え、穏やかで賢い日本人は、近年食生活の変化によって、変わってきたのかもしれません。
だんだん話がそれてきました(^^;
大人はまだよいのです。自分で選んで好きなものを食べるのですから。
子供たちはそうはいきません。与えられたものを食べるしかないのです。
それで、子供たちの体は作られていきます。
赤ちゃんの時は神経質なほど気を使っていたのに、気が付けばどうでしょう?
忙しくて便利な世の中です。お金を払えば食べ物は捨てるほどあふれています。
現代病といわれますが、お子さんの肥満や糖尿病なども珍しくありません。
ただでさえ少子高齢化だというのに、この国の未来はどうなるのか?
子供たちが健やかに成長して、この国の為に働ける力となるように我々大人には責任があります。
太るか痩せるかより大切なことを真面目に考えてしまうお米農家おかもとです。
忙しい朝はパン食だけど、休みの日ぐらいゆっくりとごはんに味噌汁はじめてみませんか?
わずかしか食べないご飯なら、せっかくだし是非農家の安心安全なお米をチョイスしていただけると嬉しいです。
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最後まで読んでくださりありがとうございます。
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江戸時代から続く米農家で、現在は岡元豊が代表を務めています。
家族経営から平成7年3月に法人化し、有限会社 岡元農場を設立。
現在は、スタッフ5名(うち家族3人)で耕作面積35ヘクタール、主に水稲と地域の特産品である山の芋(加賀丸いも)を栽培する複合経営です。ホームページの情報更新は、主に代表の岡元豊と妻の雅子が行っています。