豊社長に質問インタビュー!!岡元農場の米作りに対する、熱い!熱すぎる想いを語ってもらいまいした。

【豊社長の想い】

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.まず、豊社長は、米作りを始めて何年目になりますか?

1992年6月からなので29年目!?


Q.米作りで、豊社長が一番大切にしていることを教えてください。

誰かの命を繋げるための食糧なので最大限の確かな米作り。生産者として正直に誠実であること。


Q.お客様に言われて嬉しかったことがあれば教えてください。

どんな米でもあんたの作ったのやったら間違いなく美味しい


Q.今まで、大変な年や、大変なことも沢山あったと思います。そのことを教えてください。

またどのようにして乗り越えてきたか教えてください。

どんなに自分の力で頑張っても思い通りにならないことばかりです。

最近ではゲリラ豪雨などで水浸しになったり、強風や超高温の日照りになったり。

時に虫が大発生や病気や菌などで稲が被害にあうこともあります。

予定していた収穫量を得られないときや、米価の大きな下落でがっかりすることも。

それでもこれまで必ず収穫はできたし、大きな損失になることもありませんでした。

常に喜びを胸に、どんなときにも感謝して神様に祈っていれば、必ず乗り越える備えの道に導かれる確信があります。


Q.岡元農場の強みを教えて下さい。

岡元農場の最大の強みは素敵なスタッフと、応援して下さる地域の方と、世界中の仲間の存在が熱い想いの源であること。

これまで、たくさんの方々に教えていただき、育てていただき、励ましていただいたからこそ、米作りスキルがアップしてきています。


【米作りについて】

Q.岡元農場の田んぼの面積を教えて下さい。田んぼの単位についても聞きたいです。

2021年現在で約38ヘクタールの圃場をお預かりしています。

東京ドーム約7個分です。そのうち33ヘクタールでお米の栽培をしています。

1ヘクタールは昔の面積単位で約1町歩(ちょうぶ)、1町歩は10反歩(たんぶ)と呼ぶこともあります。

ちなみに1反歩は1,000㎡。


Q.お米の品種は何がありますか?

岡元農場で栽培しているのはコシヒカリ、ゆめみづほ、ひゃくまん穀、カグラモチの4種類です。

その中のコシヒカリでは4種類の栽培方法があります。


Q.また、その品種を選んでいる基準や、その品種を選んでいる理由を教えてください。

弊社のある石川県で健やかに育てやすい品種であること。

そして所有している設備で、より良い品質や収量の収穫ができるように作業効率が高くなる栽培体系を組める品種であること。

なにより美味しく笑顔で召し上がれる品種であること。


Q.それぞれの特徴を教えて下さい。

【 コシヒカリ 】

ご飯粒がしっかりとした粘りと甘みが高いと思います。長く食べても飽きない定番でしょう。その中でも特別栽培米コシヒカリは肥料にこだわり、農薬回数も少ない一番のおススメのご飯。

【 ゆめみづほ 】

8月に収穫できる石川県の早生品種。

粒も大きめでさっぱりとしたご飯です。カレーや丼ものと相性いいかも。

【 ひゃくまん穀 】

最近開発されたイケイケのご飯。粒は大きく粘りもあって冷めても美味しいがキャッチフレーズ。

これから愛されるご飯になることを期待しています。

【 カグラモチ 】

岡元農場が得意とするもち米。

殆どが契約で和菓子屋等へと仕向けられています。

お餅にするとしっかりとした弾力的な粘りが特徴。

私はカグラモチのお雑煮が大好きです。


Q.豊社長がご飯で食べるとき一番の好みの品種はどれでしょうか?

自宅では、それぞれの特徴があって楽しいのでその時々でいろいろ炊いて(もらって)食べます。

どれも個性がはっきりわかるので、食べ比べもおススメですが、

特に化学肥料不使用で農薬もギリギリまで削減している特別栽培コシヒカリを食べることが多いです。

農業は体が資本です。

若い頃アメリカで農業研修してにいたころは、かなりジャンクな食生活も経験しました。が、もうかなりいい年になりました。

毎日食べるご飯ですし、食べたもので体は作られますからね。お米だけではありませんが、おいしいはもちろん、できるだけ体によいものを選ぶようにしています。


Q.米作りで、1年を通して一番初めからどのような仕事があるか教えてください。

●1月 田圃の水抜きや空き缶拾い→機械整備→ ●2月 農道などの除草→畦塗り→ ●3月 ビニルハウス準備→田圃耕起→ ●4月 育苗→畦除草→圃場入水→粗代掻き→本代掻き→直播→田植→ ●5月 除草剤散布→水管理→ ●6月 畦畔草刈り→溝切→ ●7月 追肥→病害虫防除→ ●8月 水抜き→稲刈り→籾乾燥→籾摺→出荷調整→ ●9月 出荷→籾殻散布→土壌改良資材散布→ ●10月 暮れ耕起→畦畔草刈り→ ●11月 反省→ ●12月 次年度計画


Q.農薬・肥料について。沢山種類があると思いますが、それぞれどのうような基準で選んでいますか?

全般としてはネオニコチノイド系農薬は使用していません。

またグリホサート系除草剤は栽培する圃場での使用は控えて一部畦畔のみの使用。

除草剤の選定は前年度の圃場での雑草出現の種類を踏まえて一番効果的なものを専門家と行っています。

必要な除草成分を確認して使用基準等も遵守しています。

病害虫防除については、その年の天候や発生情報を基に必要な成分とタイミングを専門家と相談しながら選定しています。


Q.農薬・肥料は、お米の品種によって分けていますか?

もちろんです。農薬は各々栽培方法や品種によって使い分けしています。

肥料も品種ごとにある専用のものを使っています。

また特別栽培米やこだわりコシヒカリについては確かな堆肥や100%有機肥料、を使っています。

 

 

 

 

 

 


Q.農薬・肥料をまくタイミングを教えてください。また気を付けていること・こだわりがあれば教えてください。

追肥栽培の施肥タイミングは、茎の中の幼穂長や葉っぱの色を、実際圃場ごとに自ら計測してタイミングと量を決めています。

JAや農政の指導要綱などあり、それを目安にされる方が多いのですが、岡元農場では、周りがやっているからという基準ではありません。常に圃場を目で見て塾考して判断します。

もちろん、天候や気温も十分な検討事項に含まれていますので、日に幾度も雨雲レーダーを確認しますし、近隣の住民の皆さんへの影響も時間帯や風向きなど十分に考慮しています。


Q.水管理について。水管理とはどのような作業で、また、気をつけていること・こだわりがあれば教えてください。

水田での水管理は田植2週間前から始まります。

耕した田圃に水を入れて田植しやすいように土を解して均すのです。

柔らかすぎず田植した苗が根を伸ばしやすい状態になるように調整しています。

そのあとも水を切らさず、水深が深くならないように稲の生長にあわせて入出水してます。

時に敢えて強く乾かして土壌から発生するメタンガスを飛ばして稲の根を守ったり、成長を抑制したり促進したりとコントロールも。収穫前には身を太らすために水が必要ですが、地表を固めて重いコンバインが沈まないようにすることも重要な水管理。

実は水を田んぼに引くために用水管理費(水代)も払っています。

用水路の清掃や維持もしています。水稲というくらい水はなくてはならないものです。

最近ではゲリラ豪雨での大雨や長く太陽が照りつける干ばつ等で問題も起こりますが、知恵と工夫で水に感謝しながら農業しています。


Q.乾燥調製について。どのような作業で、また、気をつけていること・こだわりがあれば教えてください。

乾燥調製は秋に黄金に稔った稲穂から籾を収穫してきたものを美味しく食べられるように適当な水分量まで乾燥させる作業です。

また乾燥した籾を玄米と籾殻に分離して、未熟なものやゴミなどを選別して袋に詰めるまでをそう呼びます。

一般的に田圃の稲穂が黄色くなって籾の水分が24%ぐらいからで刈り取るのが刈り取り適期とされています。

それより水分量が多いと未熟な米が多く乾燥するのにも時間と燃料費用もかかるのでタイミングが大切。

また乾かしすぎるとお米が乾燥でひびが入ったり割れたりして品質低下となりやすいので注意が必要です。

現在岡元農場の所有するコンバインには稲刈りしながら現場で即時に水分測定できる機能が付いているので随時チェックして刈り取りから乾燥調製作業で品質を落とさない作業が可能です。

ちなみに適正玄米水分率は14.5~15.5%で高めのほうがおいしいとされていますが、しっかりした貯蔵設備がないと劣化するそうです。もちろん保管は自社保冷庫もしくは専用の冷蔵庫にいれて15℃で貯蔵しています。


Q.大きさにもよりますが、一つの田んぼでどのくらいのお米が採れますか?

現在管理している圃場はほとんどが3,000㎡区画です。100m×30m若しくは75m×40mが基本です。

3,000㎡は30aで昔の単位で3反歩。そこではおおよそ30俵(1俵は60㎏)なので1,800㎏ほどでしょうか。

なんだかややこしくなりましたね。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.お米はどこで保存していますか?

収穫後、出荷調整した玄米は等級検査後速やかに自社保冷庫や専用の冷蔵倉庫に預けて保管しています。

2月ごろまでは気温が高くないので作業所に積んで保管しているものもありますが、3月以降は全て玄米保管に適温といわれる15℃に設定された冷蔵庫に入庫しています。


【食育活動について】

Q.地域での食育や教育活動にも関わり、地元の小学生に毎年田植えや稲刈りの食育活動をして何年になりますか?

私の記憶が定かならば、日本に帰国した翌年に母校の福岡小学校横で当時教頭だった私の恩師西田先生に声かけられて関わったのが始まり。当初は農業の話とかを児童にする授業から。それから田圃の見学とかから加賀丸いものお話し会。

そしてどうせなら地元の特産品の農業体験学習をということで植付やつる誘引、収穫へと。

どうせなら一緒に食べようということでPTA活動と絡めて親子ワクワク体験ということでみんなでとろろ焼き等の料理を作って食べることまで。また、米作り授業は他の先輩農家さんがリタイヤされた時、いろいろ探したが引き受け手がおらずに私のところへと回ってきました。これも泥んこ遊びから田植、観察や稲刈りそして親子で餅つきやおにぎり食談会までの体験学習。

加賀丸いもは3年生、米作りは5年生の時にするので児童たちの成長観察も楽しみです。

結局のところ24歳ぐらいからなの27年目でしょうか。関係ないけど私の5年生の時のお米の先生は父でした。

親子でやってるんですね。


Q.豊社長が毎年食育活動をする理由はなんですか?

一人でも多くの児童に農業の大切さを伝えるため。

私たちは神様から命を一人にひとつづつ与えられていて、その命をつなぐためには食量が必要でそれを育てるのが農業。

大切な人の命のために、またおなか一杯美味しいものを食べて喜んで笑顔にできる農業という仕事を誰でもできるということを伝えていきたい。


Q.食育活動を通して子供達に伝えたいことはなんですか?

いつも食べているすべての食糧はどこかの農家や漁師、そのほか大勢の人たちが一生懸命作ったもの。

それを食べて私たちは生きているっていうことをしっかりと想像して欲しい。お米や野菜果物、肉や野菜すべてのものを育てた人だけでなくそれらを集めたり運ぶ人や料理する人がいて私たちが食べられることに気づいてもらえれば幸いです。

あたり前に食べ物があるわけではないということ。生きてるってこと。生かされていること、命について考えるきっかけになるといいなと思います。

 


【販売について】

Q.岡元農場は、ネットショッピングやお店に買いに来て下さる方の小売り用と、JAに出荷するお米は一緒ですか?

お客様用のお米とJA等に出荷用とは区別しています。最初の苗は同じです。

しかし、品種や仕向け先によって肥料や農薬が違います。

簡単に言うと直接小売りするお米は味重視、JA全農や卸売業者などは収量重視です。

品質見た目はもちろんどちらも米穀検査一等を目指しています。その中でもお客様に直接お届けするものは使う肥料や農薬も吟味して選んだもの。

肥料は100%有機質や堆肥だったりメーカーに岡元農場特製ブレンド品をオーダーもしてます。

やらなくてもいい農薬は施さないし、ネオニコチノイド系農薬の散布もずっとやっていません。

畦畔もできるだけ草刈りしたりして農薬を減らす取り組みもしています。

最終的にはその年の収穫時に玄米の顔を見て目利きして合格した米が小売り用になります。


Q.特別栽培米コシヒカリと定番コシヒカリは、それぞれどのようなお客様に食べてほしいと考えていますか

特栽コシは私たち岡元農場の最高位のお米です。

岡元農場のことが大好きな方には是非召し上がっていただきたい。言葉で言い尽くせない熱い想いが込められているので先ずは目を閉じてかみしめて。

岡元農場の定番コシは毎日食べていただくのに最適です。

日本人好みのザ・コシヒカリの味覚で旨みと食感は間違いなし。

基本なんにでも合うので日常食としてベスト。

実は収穫適期に刈り取って水分調整もバッチリストライクのものだけを厳選してます。


【岡元農場のこれから】

Q.豊社長が農家を目指したきっかけは何ですか?どこで学びましたか?

「人が神様からいただいた命をつなぐための食糧を生産する仕事が農業だ」という事を教えてもらって気づいたこと。

渡米農業研修期に。


Q.今後、豊社長がもっとやりたいこと等あれば教えてください。

今は農業を極めたいけれども、違う職業も携わってみたい。

 


Q.これから農業を目指す若い世代に伝えたいことを教えてください。

やってみたい気持ちがあるのならチャレンジしてみて欲しい。本気でやれば誰かが応援してくれるはず。

よければ私にも声かけてくださいませ、なにかお役に立てるかも。


Q.最後に!!社長一押しの「ご飯のお供」を教えてください。(*´▽`*)

「そんなん決まっとる、加賀丸いものとろろやろ!」(^_-)-☆


 


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