加賀丸いも栽培・加賀丸いもの畝立ては秋の重要な作業です。

稲刈りが終わりホッとするのも束の間です。
刈り取り終えた田んぼのごく一部ですが、来春の加賀丸いもの栽培地となる圃場の準備に取り掛かります。
稲刈り時に藁を取り乾かして山にしておきます。田んぼも早く良く乾くように溝を切っておきます。

その後に稲の株もカットして肥料を播き
まるまる3日ほど好天が続いたらそろそろ行けるかなというころ。
ですが、今年の秋はなかなか天気がもちません(-_-;)
2日晴れてもまた2日雨、あと少しというところでまた雨。

少しはやいけど、この日を逃すといつになるかという週間天気予報とにらめっこをして決行。
トラクターで耕してから、秘密兵器のトレンチャーで深い溝を掘ります。
溝を深くしたいわけではなくて、高い畝にしたいのです。畝の上をレーキという道具を使って平らにならします。
来春に種いもを植える畝の土の状態が非常に重要なのです。
更に、この行程を進めながら畝の上に敷く藁を配り、整えられた畝から順に藁を敷き込み、飛散防止のために上から四鍬で土を乗せて重しをする。

春は、種芋を植えて田植準備に取り掛かるので余裕がなく、秋にこの作業をします。
とても労力を使う作業ですが、来年の為の畑でこの仕事を乗り越えた後、今年の畑で収穫がはじまるのです。
「加賀丸いも」が栽培できる圃場はとても限らたエリア内のみです。かつ、連作はできません。
理由は諸々ありますが、栄養分の吸収が多いので地力も減るため休ませなければなりません。中2年は休ませます。
 

今週はまた雨がつづき作業がストップしていますが、なんとか最後まで無事に上がりますように。
そして、すっかり寒くなりましたので、皆さまも風邪などひかぬようにくれぐれもご自愛くださいませ。