平成最後の年の子供たちの稲刈り体験は稲刈り最終日となりました。
予定では9月21日金曜日だったのが、雨天により順延で9月26日水曜日。「ひゃくまん穀」の稲刈りは初めてでした。
この夏はとても暑く雨が降らなかったですが、秋になってからは急に大雨と台風で、そして、長雨がつづきなかなか収穫が進まない9月。
これまでにない極端な天候の年だと本当に痛感しました。
昨年から発表された石川の新品種「ひゃくまん穀」。
高温に強く、倒れにくい品種に改良されているそうで、大雨で倒れかかったのですがなんとか持ちこたえています。
9月22日土曜日に周りをコンバインで刈り込み足元も乾くように準備しておきました。(↓こんな感じです)
子供たち到着。
「今日はよろしくお願いします!」
では、はじめに田植えの時何本植えたかな?
よーく思い出して、
たしか3本づづ植えた苗が
数えてみると
1.2.3.4…10.11.12……20.21……27.28本!
そして、
1本に約800粒の米粒がついているので
と、言うことは…
一粒のたねが800粒になってるってこと。三粒のたねが(3本の苗が)28本になって…×800粒ってことは、2万粒以上になってる。。。
そんなこともお話ししてから…
「稲刈りは誰かが食べる物を収穫する大切な仕事です。楽しく作業するのはいいけれど、鎌をつかうのでケガしないように十分注意して、最後まで気を抜かないで作業しましょう。」
★一株ずつ鎌を使って刈取りますが、左手は親指が上になる向きで稲の株をもちます
★10株をそろえておき、全部を刈った後に脱穀するので運びます
など、稲の刈り方を説明してから、いくつか注意事項もはなしました。
「できるかな?」
稲刈り初めての担任の先生に、まずやってみてもらいました。
「先生!左手が反対(;’∀’)!」
「そうそう」
「うん、できそう!」
「ではやってみよう!」
みんなモクモクと刈りはじめました。
表情は真剣そのものです。
最初はどうすればいいのか、体より頭で考えて恐る恐るだったけれど…
やっていくうちにカラダがどんどん進んでいきました。
コツをつかんだ子は、あっという間に自分のところをおえて、まだのところを助けにまわりました。
が、ゆっくりの子も最後まで自分の手で終わらせたっかったようです。
「ここやらんといてー!」
って、声も聞こえましたよ。(笑)
いまどき鎌を持つなんて、大人でもないですよね。本当に貴重な体験です。
手刈りが終わったら、次は脱穀をするので刈取った稲をコンバインに運びます。
残っている分は、コンバインで刈り取りながら脱穀も同時にしますからよく見てください。
今回は、特別に何人かの子供たちは、コンバインでの稲刈りも体験することができました。
刈り終えた籾を、ライスセンターに運び乾燥機に入れるところも見てもらいました。
乾燥調整が終わると、玄米になって30キロの紙袋に入れて保管してあることも説明してみてもらいました。
だれかが、「一生に一度の体験ができてよかったです」と言っていましたけど、たしかにそうかもしれませんね(^_^;)
将来、この中から農業をする子供があらわれるといいなぁと
今年も願いつつ稲刈り体験無事に終了しました。
天気よかったのに、みんなしっかりがんばったぶん長靴ドロドロになったね~。
お疲れさまでした。
ありがとうございました~。
この「ひゃくまん穀」は後日、親子わくわく体験でおにぎり????にして食べまーす。
保護者のみなさまもお楽しみに!
これで、岡元農場は今年の稲刈り全部おわりましたーーーー!!
バンザーイ!!(^O^)!
江戸時代から続く米農家で、現在は岡元豊が代表を務めています。
家族経営から平成7年3月に法人化し、有限会社 岡元農場を設立。
現在は、スタッフ5名(うち家族3人)で耕作面積35ヘクタール、主に水稲と地域の特産品である山の芋(加賀丸いも)を栽培する複合経営です。ホームページの情報更新は、主に代表の岡元豊と妻の雅子が行っています。