2019.9.18
秋晴れの空、稲刈り日和。
5月に田植してから約半年が経ちました。
今日はいよいよ稲刈り、お米の収穫です!
ピッタリの収穫適期。連日お天気にも恵まれて、田んぼもいい感じに乾いて足場も良し。
みんながそろいましたので、まず、春に3本づつ手植えした苗がどうなっているか確認してみよう。
茎を数えてみると…1.2.3…8.9.10.・・・15.16….20.22.
なんと3本が22本に増えてる。
で、1本についている穂(お米のつぶは)約100粒。
と、いうことは3粒のたねが
22本×100粒=2200粒。
約700倍になっているってこと。
すごいね!
と、いうわけでたくさん実った稲を今から収穫します。
では、岡元から実際にカマを使って手で刈る方法を伝えます。
今日使うカマという道具は、刃がギザギザになっていて使い方を間違えると大けがをしますので、周りの人にも十分に注意して使いましょう。
実は岡元、みんなと同じ5年生の時に稲刈り体験で小指をカマで切ってケガしました。実際にケガをした張本人です(^^;
では、やってみよう!競争ではないからあわてずにていねいに作業しよう。
今年の5年生、みんな落ち着いていてスムーズに進めました。
刈りとった稲の束を脱穀して
落穂もひろいあつめました。
その後は、コンバインでの刈り取りも見てもらいました。
もみはトラックのフレコンにいれてライスセンターに運びます。
ホッパーに入れてコンベアで乾燥機に入ります。
乾燥機で乾燥して、その後貯蔵タンクに入ります。
みんなが食べるお米に仕上がるまでには、まだいくつかの工程があります。
もみすり機という機械にとおして、もみ殻をとります。
そのあと光選別機にかけて、虫にかじられたお米や未熟なお米などをとりのぞきます。
などなど
最後に質問タイム。
「お米を乾燥するときの温度は何度ですか?」
スゴイするどい!いい質問です。
「答えは、約50度です。だいたい49度から52度で調節します。」
「低温だと時間がかかってしまい次のお米の乾燥ができなくてこまりますし、これより高温だとお米がわれてしまいます。」
そして、感想もひとこと。
「手で稲刈りするより、機械で刈りとる方が早くてきれいだけど、手で稲刈りしたので大変さがよくわかりました。」
子供たち、それぞれに考えたり感じたことがあったようでなによりです。
みなさんおつかれさまでした!
今度はこの「ひゃくまん穀」食べるのが楽しみです(^^♪
江戸時代から続く米農家で、現在は岡元豊が代表を務めています。
家族経営から平成7年3月に法人化し、有限会社 岡元農場を設立。
現在は、スタッフ5名(うち家族3人)で耕作面積35ヘクタール、主に水稲と地域の特産品である山の芋(加賀丸いも)を栽培する複合経営です。ホームページの情報更新は、主に代表の岡元豊と妻の雅子が行っています。