「米粉って何につかえばいいの?」とか「米粉って米粉パンに使われるんでしょ?」とかよく言われます。
それもそのはずです。米粉って聞くことはあっても、実際のところは、小麦ほど馴染みがないですよね。
パン屋さんで「米粉パン」と称した小麦パンに少し米粉を配合されたパンが売られていますし、某パンメーカーでも「米粉ロール」などが販売されいていますけどね。
皆さんのご家庭には、たぶん小麦粉とか片栗粉が常備されていると思うのですが…
おそらく米粉を常備なさっている方は多くはないでしょうね(^^;
我が家も米粉を使うようになったのは、じつに数年前からです。
米粉のことを学ぶようになって切っても切れないのが「グルテンフリー」です。
「グルテンフリー」ってなに?どうゆうこと?
お米のお菓子のパッケージにも「グルテンフリー」と書かれているものも見かけるようになりました。
簡単にお話ししましょう。
小麦がもたらす健康障害?
近年になって、日本でも「小麦アレルギー」や「セリアック病」といって小麦の摂取により健康被害が出てきています。
「小麦依存症」もその一つです。
①小麦依存
朝はパン食!という方多いですね。栄養価はおいといてもパンとコーヒーってラクですもんね。
食べないよりはいいのかもしれません。
一度パンを食べると、また食べたくなるんです。
それで、ずーーーっと、続くようになるのですが、これはまさに小麦依存症です。
それから、お昼は麺類ですませるという方もいらっしゃいます。
パスタやうどん、ラーメンといった麺類も大抵小麦由来なので、好きな方はしょっちゅう食べたくなります。
極端にいえば、小麦の成分の中にまた食べたくなる成分が入っているんです。
食べずにはいられなくなる物質がね。
食べれば食べるほどもっと食べたくなるんです。
考えると、ちょっとこわいですね。
私も若い頃、実にパンが好きすぎて、やめられなくなったことがあります。
グルテンとは、小麦に含まれるたんぱく質の成分です。
このグルテンがアレルギー反応をおこす原因になっていることがわかってから、
小麦を除去することが注目されはじめました。
このようにグルテンの食物を除去することを「グルテンフリー」といいます。
この「グルテンフリー」生活を実践して体調がすこぶる改善される方が増えているのです。(参考図書 いつもの小麦が不調の原因!)
テニスの選手で世界的に有名なのがジェコビッチ氏です。
彼はこの「グルテンフリー」生活で劇的に体が変わって、テニスでも結果をだすことができたそうです。
(著書も出版されていますので興味のある方はそちらをどうぞ)
②小麦アレルギー
そして、小さなお子様にも増えている小麦アレルギー。
一般的に小麦の健康被害はわかりにくいと言われています。
卵アレルギーなどは、表面に症状が出やすいですが、小麦は、やめてみて初めてそうだったのかも感じることが多いのです。
言葉であらわすのは簡単ですが、小麦を除去するのは簡単ではありません。
パンやお菓子はもちろんですが、和食に欠かせない「お醤油」には小麦が含まれていますし、「カレールウ」「ケチャップ」等々さまざまな調味料にも原材料として含まれています。本当に多くの加工食品に使用されています。
スーパーに並んでいる商品も魚肉野菜以外の食品類のほとんどが小麦製品だと言っても過言ではありません。
そして、この小麦の95%以上がじつに輸入小麦!なのです。
なので、たまに「国産小麦」配合とか使用と書かれているでしょう。
輸入小麦の何が悪いのか?
ポストハーベスト。もちろんそれもあります。
船便で長い期間かけて輸入されても全く害虫にあわないように、それ相当の薬剤が使用されていることを想像するのはむずかしくありません。
そして、それ以前にどのように作られているのでしょう?
毎日膨大な食糧を廃棄している日本では実感することが難しいのですが、世界的に食糧が不足しています。
世界各地で、急激に小麦を生産しています。短期間で収穫するために尋常じゃない化学的な方法を使って。
小麦がいけないとは言いませんが・・調べてみればいろんなことがわかってきてビックリでした。
最近は、糖質ダイエットが流行りですが、糖質を抜く=小麦もお米もすべて抜くなどというダイエットは大変危険です。
必要なエネルギーが摂取できないので、なによりお腹がすきますし、思考力が衰えます。
なので、糖質offよりグルテンフリーの方が安全ですし、お米は食べられます! (笑)
10代20代の大切な時期にカロリーを気にして、ご飯を食べないとか、めんどくさいから菓子パンで済ませるという話を聞くと、本当に悲しくなります。
日本の美味しいお米文化、今や世界遺産になっている和食文化を見直したいです。
やっぱり和食が安全で体に優しいのです。
マスコミに持っていかれないように、惑わされないようにしましょう。
本当にそうなのか、考えてえらびましょう。
私たち大人の責任は重いです。
子供たちは、食べ物を選ぶことはできせん。
パンがダメとか、小麦はNGとは言いません。
私もパンは好きですし、食べます。もちろん、麺類も粉ものも大好きです。
小麦も貴重な食糧です。エネルギーなのです。
でも、時々は体のために何を今選ぶか、考えてみませんか?という提案です。
日本が誇るお米の生産者として、この国の未来のために、子供たちの将来のために。
大げさに書いてますが……
まだまだ知らないことがたくさんあります。
米の消費拡大に加えて、健康に役立つことで取り入れられることは、これからもどんどん学んでいきたいと思います。
食糧を生産している立場の者として、皆様にも役立てる生産者となれるように尽力してきたいです。
というわけで、お米はももちろん、日々米粉の学びを深めている岡元です。
ちなみに岡元農場では、特別栽培米コシヒカリの玄米の米粉を加工販売しています。
わざわざ手間のかかることをしているのですが、
それは米農家として、①少しでも米の消費拡大につながること②少しでも小麦摂取を減らしたいと思ったことが大きな理由です。
日本の食糧自給率が40%程度という現実の中で、フードロスも問題になっていますね。
毎日何かを口にして生きているわけですが、まいた種は必ず刈り取らなくてはいけません。
食べたもので体はできるのです。
便利な時代ですし、たまにはジャンクフードもいいでしょう。楽しみも必要です。
で、ときどきはお米のよさも味わっていただけたらうれしいです。
お米をごはんとして食べる量は限られているけど、粉にすれば様々な使い方ができます。
それで、おススメしたいのが
「お米農家の玄米粉」
米粉はホワイトソースなど小麦粉の代用にも使えます。
詳しくは農家のレシピから玄米粉のレシピでも紹介しています。
気になる方は是非こちら↓をお試しください。(150g/¥324税込・400g/¥734税込)
▼ネット通販でのお買い求めはこちらからどうぞ
最後まで読んで下さりありがとうございましたm(__)m感謝☆
▼岡元農場のオンラインショップはこちらからです。
江戸時代から続く米農家で、現在は岡元豊が代表を務めています。
家族経営から平成7年3月に法人化し、有限会社 岡元農場を設立。
現在は、スタッフ5名(うち家族3人)で耕作面積35ヘクタール、主に水稲と地域の特産品である山の芋(加賀丸いも)を栽培する複合経営です。ホームページの情報更新は、主に代表の岡元豊と妻の雅子が行っています。