去る10月22-23日にかけて台風21号が、北陸にも猛威をふるい通過しました。
ここ能美市でも多くの被害がでました。
通常の天気でも幾日も雨が続いたり突風が吹いたりすると、農家はハラハラしっぱなしです。ましてや「台風が来るとなる」と、なおのことです。今回も、風が強いのか雨が多いのか…気が気ではありませんでしたし、事前に対策・備えを万全にと通常業務に加えてこなしていたのですが…。
22日の昼間から雨風は強まっていましたが、本当に嵐の夜は長かったです。暴風雨が強すぎて、農家でなくても眠れなかった方々も多かったと思います。午前三時に携帯電話の警報音がなりました!梯川の水位がMAXです!
朝になって恐る恐る圃場を巡回(風当たりの強い自宅周りは多くのゴミが散乱していましたが、家に被害はなし)周りの用水の水位がこれまで見たこともないレベルで、どこもここも溢れそうになっていました。
「周りが田んぼだから、なんとか守られたなぁ」「稲刈りのあとでまだよかったのか」
そして、ぶっ飛んだかもしれないビニールハウスに行くも無事を確認、田んぼも用水もひたひたで先日なんとか立上げた「加賀丸いも」の畑も酷く水浸しになって崩れています。涙。(↓画像は大分水が引いた後です)
この畑、来年の今頃からの収穫になるはずなのに、あと一年このままモツのか???
考えるととても怖くなってきますが、今年初めて挑戦した白黒マルチがなんと奇跡的に飛んでいないのがせめてものすくい。
なのか???わかりませんが、
とにかく早く水がはけてくれることを願いつつ
この程度で済んだと思いながら、気を落ち着かせて事務所に戻ってみるとなんかバタバタしてる。
北側の裏玄関に回ってみると…
わわーっ!!! こんなことに!!
外壁トタン板がめくれてバタバタと!!!!
瓦屋根も一部飛び、1階2階窓ガラスも割れてあたりは散々。。。。
すみません、農場主の顔がひきつっています。(←よりによって、この日48歳の誕生日を迎えた岡元豊です)
ここまでの被害にあうのは初めてです。全国各地でも本当に多くの方々が被害にあわれました。心よりお見舞い申し上げます。
私どもにもたくさんの方から「大丈夫でしたか?」とお声掛けいただいてありがとうございます。お心遣いに感謝致します。
とても残念ですが、落ち込んでばかりいられません。直ぐに復旧工事にとりかかっています。
雨の中すぐにかけてけて下さった、工事関係者の皆様にも感謝の気持ちでいっぱいです。
これから「加賀丸いも」の収穫作業準備に取り掛かります。
「雨にも風にも台風にも岡元農場は負けません!」今後とも宜しくお願いします。
江戸時代から続く米農家で、現在は岡元豊が代表を務めています。
家族経営から平成7年3月に法人化し、有限会社 岡元農場を設立。
現在は、スタッフ5名(うち家族3人)で耕作面積35ヘクタール、主に水稲と地域の特産品である山の芋(加賀丸いも)を栽培する複合経営です。ホームページの情報更新は、主に代表の岡元豊と妻の雅子が行っています。